鰹節削り器-新製品のご案内

 
 明治生まれの親父は器用でして、自分で投網を編んでおりました。バイクの荷台に縛り付けた馬籠の中に私と投網を乗せて魚を獲りに行たものです。その馬籠の中の投網の匂いが今も記憶に残っています。
 その匂いは1升瓶をぶら提げて近所の仏壇屋さんに買いに行かされた柿渋の匂いです。私にとっては心地よい親父の匂いのする記憶です。
 そんな事から、親父から聞いた柿渋の話を思い出し鰹節削り器に塗ったら如何かなと思い、ここに柿渋で塗装しました鰹節削り器が完成いたしました。柿渋は昔から多くの効果効能を伝えれれておりますが、その説明は省略させて頂きます。

 又、柿渋の他、紅柄(べんがら)黒屏(松煙)などの顔料を使い、蜜蝋で再仕上げを施しました。いずれも昔ながらの塗装材で環境にやさしい安全な材料です。これが本当の健康塗料、エコ塗料と自負しており皆様に広く知って頂けましたら幸いです。

 

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私が子供の頃燕市の雁木にも”紅がら格子”の家が在ったものです。今は見かけなくなりました”べんがらこうし”の想いを、、、、、、

鉄丹と呼ばれ、鉄の赤錆と同じ。代赭と同じ酸化第二鉄を成分とする顔料で。名の由来は、インドのベンガル地方産の顔料という事から、名前が付いたとされる。
江戸時代に流行した柿色は、この弁柄に柿渋を加えた顔料染によるもので、歌舞伎の定式幕の3色のうちの1色に使われているそうです。

柿渋、紅柄、蜜蝋で仕上げ、鉋台は白樫、刃は与板産の手打ちによる青紙2号

 

 

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 粋な黒塀見越しの松に♪〜・・ 仇な姿の洗い髪♪〜 死んだはずだよお富さん〜・・♪ 生きていたとはお釈迦様でも知らぬ仏のお富さん♪・・〜 エーサォー♪玄冶店(げんやだな)♪〜・・♪

皆様ご存知の作詞:山崎正/作曲:渡久地政信/歌:春日八郎の”お富さん”です。

黒塀に使われたと云う松煙と柿渋、蜜蝋で仕上げ、鉋台は白樫、刃は与板産の手打ちによる青紙2号

 

 

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木目の良さを残す為柿渋と蜜蝋だけでしあげ、民芸調の雰囲気を出してみました。

使う鉋台は??

 

 

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経過しますと発色が濃くなると云われる”柿渋”の良さを考え蜜蝋を塗りませんでした。

使う鉋台は??

 

 

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桐箱に柿渋と蜜蝋で仕上げました。桐の木目が楽しめる製品になりました。

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