衣笠 杣のインターネット詩集

     時は

   時は、変わらないけれど
    とても静かな母との時間
   思いは、走馬灯のように
    やんちゃなこどもの笑い声の
   中を駆け巡る

   目の前の老いし母は
    もう、叱ってはくれない
   ただ、静かに気遣かい
    なにげない話しにも
   言葉は過去へと吸い込まれていく

   時は、変わらないけれど
    弱りし母には
   遅くゆるやかに
    過ぎて行く
   あの日の笑顔をと
    祈る想いが
   胸を熱くする
    偉大な母と
   いつまでもこどもの私

   お母さん、幸せです
    あなたのこどもで
   時は、変わらないけれど
    特別な時に

       我が友、坂西氏に捧ぐ 平成12年2月


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